女子サッカー界、そして日本サッカー界のレジェンドである澤穂希は笑顔で現役を引退した。

　女子サッカー日本一を決める皇后杯の決勝が27日に行われ、澤が所属するINAC神戸レオネッサはアルビレックス新潟レディースと対戦し澤の決勝点で優勝を勝ち獲った。

　この試合が現役ラストゲームとなった澤は、試合後のインタビューで笑顔でこれまでを振り返った。

「皆さんの力で勝てました」と感謝を述べると、決勝ゴールとなったCKからのヘディングゴールについて「川澄（奈穂美）選手のボールが良かったので決めるだけでした」と語った。

　現役を引退することについては、「来年もグラウンドで走っている感じもする」と未だ実感が湧いていないようだった。それでも、「最高の仲間と最高のスタッフと、最後優勝することができて良かったです」と達成感とともに語った。

　これからの女子サッカーについての想いを聞かれると、「私は今日で引退しますが、これからも女子サッカーが輝かしい場所であるように応援してほしい」と発展を願った。

「これからも女子サッカーをよろしくお願いします」

　女子サッカーの発展に誰よりも走り抜けた澤は最後に力強くファンに訴えかけた。

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