コリンチャンスに所属する18歳のFWマルコム【写真:Getty Images】
攻撃陣の強化を目指すドルトムントは、コリンチャンスからブラジルU-20代表FWマルコムの獲得を目指しているようだ。伊『トゥットメルカートウェブ』が報じた。
まだ18歳のマルコムは今季ブラジル1部を制したコリンチャンスで31試合出場5得点を挙げてブレイクを果たした。すでにトップチームの公式戦で60試合以上プレーしており、国内屈指の逸材として注目を集めている。
同選手に対してはドルトムントやベンフィカなど欧州の複数クラブが関心を示していると伝えられているが、本人は今月中旬、ブラジル『ESPN』の取材に対し「若い選手達はこぞってヨーロッパでのプレーを夢見るが、僕は違う。今は本当にコリンチャンスのアイドルになりたいと思っているんだ。たくさんのゴールを決めて、素晴らしいサポーターたちを喜ばせたい。2016年はコリンチャンスでスタートすることを保証するよ」と移籍を否定している。
若手ながら落ち着いた考えを持つマルコムの頭の中には、来季のコパ・リベルタドーレスでプレーしたいという望みもあるという。またクラブとの契約を2020年まで残しており、移籍金も2000万ユーロ(約26億円)は必要と見られるなど獲得に向けたハードルは低くない。
それでも18歳でトップリーグでフルシーズンを戦ったその才能は本物で、未来に秘められた可能性は特大だ。いますぐの欧州上陸は難しいかもしれないが、今後さらに期待は高まるだろう。
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