カターレ富山の指揮官に就任した三浦泰年監督【写真:Getty Images】
J3リーグのカターレ富山が26日、暫定的にチームの指揮を執っていた澤入重雄GM(ゼネラル・マネージャー)に代わり、来季から三浦泰年氏が新監督に就任することを発表した。
三浦氏は横浜FCでプレーを続ける三浦知良と兄弟で、2011年から各クラブを渡り歩きながら監督として活動している。最初のクラブとなったギラヴァンツ北九州では、多くの若手選手を起用し、2010年にJ2最下位に沈んだチームを鍛え上げ、最終的に8位の順位に導いた。
初の監督業を全うした1年は成功に終わり、2年目となった2012シーズンもチームを9位入りさせるなど、2年連続で一桁順位を達成している。その後、北九州の指揮官から退き、2013年は東京ヴェルディを率いることとなった。
しかし、思うような結果が出せず2014年9月に解任されることとなる。今年はタイに活躍の場を移し、チェンマイFCの監督に就任。だが、下位に低迷する状況が続き、同年7月に解任されていた。そして、来季から富山を率いることになる。
三浦氏は富山のオフィシャルサイトを通じて「この度、カターレ富山の監督に就任することになりました。再びJリーグの舞台で闘えることの喜びを感じると共に、チャンスをくれたクラブに感謝しています。カターレ富山の活躍によって、サポーターの皆様はもちろん、富山の方々も笑顔にし、富山全体を活性化できるようなチームづくりを目指したいと思っています。
選手・スタッフが一致団結し、必ずJ2に昇格できるよう、全力で取り組んでいきます。ぜひスタジアムへカターレ富山のサッカーを観にきてください。応援を宜しくお願いいたします」と語り、来季に向けた抱負を述べた。来季こそJ2に復帰するため、三浦新監督の手腕に期待したいところだ。
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