診断
補強結果診断 A+
ドグラス・コスタとコマンの両ウイングはもちろん、アルトゥーロ・ビダルの獲得も大きなプラスだった。
バスティアン・シュバインシュタイガーをマンチェスター・ユナイテッドへと放出し、入れ替わりで加わったビダルだが、“後任”という言葉では収まらないほどの存在感を見せている。攻守に高いレベルで貢献し、バイエルンのチームレベルをさらに1つ上のステージへと押し上げた。
また、20歳のキミッヒもローテーション要員として出場機会を得られている。長い目で見て効果的な補強となる可能性は十分に高い。質・バランスともに文字どおりチームを強化する補強となった。
グアルディオラ監督の下バイエルンは基本フォーメーションなどないと言えるほどに、試合ごと、試合中に目まぐるしくフォーメーションを切り替えるが、彼らが早い段階でフィットしたのは選手としての能力の高さと指揮官の指導力の高さの賜物だろう。
総合診断 A+
リーグ戦17試合で15勝1分1敗、46得点8失点という結果は凄まじいの一言。リーグ2位のドルトムントとの直接対決もホームで5-1と圧勝を遂げており、もはやブンデスリーガには敵なしともいえる強さを誇っている。
さらにCLでもアーセナルにアウェイで0-2の敗戦を喫したものの、続くホームゲームでは5-1と粉砕。その他の試合もすべて問題なく勝利しグループ首位通過を決めた。
シーズン後の評価が同様に最高のものとなるかはリーグ戦ではなくCLの結果次第だが、そうなる可能性はどのクラブよりも高い。ポールポジションはバイエルンがゲットしたといえるだろう。
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