吉田体制はわずか1年でピリオド
失敗といってもそれは今季の結果が、である。吉田監督は育成年代の指導経験は豊富だが、トップチームを率いるのはこれが初めてだ。クラブもそうしたことを踏まえてこの青年監督にチームを託したはずだが、わずか1年で終焉を迎えた。
吉田監督の目指すサッカーは選手間の意思の疎通が不可欠で、すぐに成果が出るものでもない。スタイルの一端は見せられており、今後に期待を抱かせるチームではあったが、吉田監督は退任となった。
新監督はミルトン・メンデス氏に決まった。結果が出なければ、また1年で交代となるのか。結果が求められるのは当然だが、長い目で見守る必要もあるだろう。
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