女子日本代表の佐々木則夫監督(左)と同U-19代表の高倉麻子監督(右)【写真:Getty Images】
24日、日本サッカー協会(JFA)は記者会見を行い、日本女子代表“なでしこジャパン”の佐々木則夫監督と同U-19代表“ヤングなでしこ”の高倉麻子監督が、それぞれ今後の予定について質疑に応じた。
1月、2月にそれぞれ予定されている沖縄での合宿について尋ねられた佐々木監督は「2月は国内組をメインに行っていく」と発言。なお1月の合宿については、チームの中心を担う海外組の選手を主体に構成するとした上で、次のように述べた。
「1月については少し間があるが、ベストなチームというイメージを持って強化を進めていきたいし、様々な要因の中、(選手の)層を厚くするという意味で2月は準備をしていきたい」
また、リオ五輪アジア最終予選に臨む代表メンバーの発表は、2月のキャンプ終了後に行う予定であると言及した。
続いて、ヤングなでしこの高倉監督はラ・マンガU-23国際大会のメンバー構成や同大会の位置付けについて問われ、以下のように答えた。
「リオ五輪予選と重なっているため代表に呼ばれた選手は呼ぶことができないが、若手選手がA代表に入っていけていない現実を考えると、こうした選手たちの成長が急務。U-22、U-23を含めてここを底上げしない限りは、今後なでしこジャパンが世界のトップに立ち続けるのは難しくなる」
「(ラマンガ国際大会には)世界の強豪国が参加する。経験を積むということもあるが、勝ちにこだわっていきたい。フィジカル面で負けてしまうということを前提にせず、日本の良さである組織的な部分を含め、選手が体感しながら世界を戦っていくことを学んでほしい」
なでしこが臨むリオ五輪アジア最終予選は2月29日から3月9日まで、ヤングなでしこが挑むラ・マンガU-23国際大会は2月26日から3月2日にかけて行われる予定となっている。
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