攻撃面でのポイント
失点はこれまでに比べ大きく減ったが、得点の増加はそこまででもなく、昨季から11点増えたのみ。しかし、これまでと大きく違うのは「強み」をよりゴールに直結できるようになった点だ。
セットプレーからのゴールは30点に達しリーグトップ。特にニアですらしてからシュートを狙うケースが多く、一瞬生まれた相手のほころびを突いた。
セットプレー同様にクロスから5プレー以内にゴールした数もトップとなった。ワイドにポジションをとる亀川諒史、中村北斗、阿部巧らから、中原貴之もしくはウェリントンを狙ったものだ。
クロスそのものがゴールに結び付かなくても、そのこぼれ球を拾ってすぐゴールにつなげられるようになった。高さと強さを備えるターゲットマンがいることにプラスして、周りのポジショニングの良さがこの数値を生んだ。
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