J2昇格初年度も難なく残留
昇格初年度のシーズンは、衝撃的な快走から始まった。開幕戦・大宮戦で後に優勝するチームを大いに苦しめると、第4節から第9節にかけて6連勝を達成するなど、J2の舞台で暴れ回った。4-4-2をベースとする強固なゾーンディフェンスを敷く中で、清原、佐藤といった選手たちが個の力を存分に発揮。大方の予想を覆して首位を走った。
ただ、勢いだけで勝ち抜けるほどJ2は甘くなかった。第20節で京都に敗れると、そこから18試合勝ちなしが続いてしまい、最終的に12位に落ち着くこととなった。18分という数字は岡山と並んでリーグトップ。
「負けない」というよりは「勝てない」という印象でシーズンを終えることになったとはいえ、残留争いに絡むことなく昇格初年度を乗り切ったことはポジティブだと言い切れる。
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