不完全燃焼の1年。タイトル遠く西野監督は退任
西野朗体制2年目、今年こそは…と意気込んで臨んだシーズンだった。結果は9位、到底満足いくものではない。
楢崎がJ1通算600試合出場という前人未到の偉業を成し遂げて健在ぶりをアピールしたが、他の選手たちは期待されただけの成績を残せただろうか。
監督との間に微妙な空気が漂っていた新戦力ノヴァコビッチはうまく活かされず、レアンドロ・ドミンゲスやダニルソンも負傷で使い物にならなかった。他の選手たちも代わる代わる戦線離脱を繰り返すなど、不完全燃焼の感が強い。
継続的に高いパフォーマンスを発揮したのが、楢崎とFWからDFに転向した矢野貴章では進歩がない。
結局終わってみればタイトルには到底届かず、西野監督も退任となった。新体制で大きな変化がなければ未来は暗闇の中だ。
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