スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督【写真:Getty Images】
スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督は、バルセロナのDFジェラール・ピケがツイッターでの投稿を発端にレアル・マドリーの選手たちと舌戦を繰り広げている件について言及した。21日付け『マルカ』が報じた。
ピケは過去に何度もマドリーを挑発する発言や、カタルーニャ独立に対する自身の意見により物議を醸し、今年9月に行われた代表戦の際にはサポーターからブーイングの的となってきた。
マドリーのコパ・デル・レイ失格を嘲笑するツイートをピケがしたことで、マドリーのアルバロ・アルベロアや元マドリーのエステバン・グラネロらが注意を促していた。
デル・ボスケ監督はピケの発言には「代表でのチームメイトとの関係に影響することはない」と心配はしていない様子。さらに「(ピケと)我々の間に問題は全くない」とした。
ピケに対しては、マドリーの主将であるセルヒオ・ラモスも「同じ職業の仲間たちを少しでもリスペクトして欲しい。リスペクトを欠くということは、チーム内の良い雰囲気作りには良くないし、誰のメリットにもならない」と語っていた。
デル・ボスケ監督はS・ラモスの対応を「素晴らしい態度だった」と称賛。代表でも主軸の選手たちの間での”一触即発”の状態だが「我々は現状では問題の外にいる」と全く介入するつもりがないとした。
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