本田の運命は変わったのか?
試合中、もらいたいタイミングでパスを付けてもらえないシーンはまだまだ多い。もっともそれは、今後に連携が深まればもっと活躍する余地も残されているということだろう。
ただ、フロジノーネは果敢に攻めてくれたためスペースがあった。サン・シーロで相手がガチガチに守備を固めてきた場合にどう対処するのかという課題は残されているが、次でもまた継続してチームの勝利に貢献できれば、立場を磐石にすることもまた可能だろう。
遅くとも6月移籍は既定路線、この冬にも放出かと噂された立場にもかかわらず、ポジティブにウインターブレイクを迎えられることになる。
「本田はよく働いてくれた。そして私には『残りたい』と言ってきたよ」とはアドリアーノ・ガッリアーニ副会長。サッカーでは一つの試合で運命が変わることはある。悪い方にも、また良い方にもだ。
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