マンチェスター・ユナイテッドのDFフィル・ジョーンズ【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドの雰囲気は最悪というわけではなさそうだ。22日、イギリスのメディア『トークスポート』が伝えている。
現地時間19日に行われたノリッジ戦を1-2で落とし、ルイス・ファン・ハール監督の去就も騒がれ始めているユナイテッド。しかしDFフィル・ジョーンズはチーム内の雰囲気は最悪ではないと語っている。
「最悪の状況にいるとは思わないね。例えば、デイビッド・モイーズ(元監督)の時はすごく険悪だったし、不幸なことだった。あの頃はいいプレーができていなかったね」
モイーズ氏が指揮を執っていた2013/14シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)で準々決勝まで進出したものの、リーグ戦は35節終了時に7位まで低迷。連敗も3度記録するなど、モイーズ氏は51試合で26勝10分10敗の成績を残して退団した。
「今シーズンも、僕らがいいサッカーをしているとは言えない。結果的には(公式戦で)3連敗しているからね。ただ完全に悪いということでもないし、互いに協力しあうしかない」
また、ジョーンズはチームがファン・ハール監督のためにも戦っていると強調。
「監督は彼にできることを全て行っているし、それらは素晴らしいことだ。ロッカールームでも疑問を持ったことはないよ。選手たちは監督、ファン、自分たちのために毎週いいプレーをしようと集中している」
アンケート調査では9割近くのファンが続投に否定的となり、ノリッジ戦では“指揮放棄”とも取れる行動も見せたファン・ハール監督。果たして、自身が恐れる解任の恐怖を逃れることはできるのだろうか。
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