悪天候、平日開催は増えたか?
来季より鹿児島ユナイテッドがJ3に参戦するため、これで47都道府県のうちJクラブは38を数えることになった。
地域とクラブの結びつきが深まるにつれ、週末にJリーグがあることが日常になりつつある。コアサポーターは何があってもスタジアムに駆けつけ、愛するクラブを応援してくれるが、観戦に訪れる人の中にはライト層もおり、週末の余暇としてたまたまJリーグを選ぶ人もいるだろう。
そうした人たちにとって、天候は重要な要素。悪天候の試合を調べると、次のようになる。
2014年104試合、2015年50試合となっている。1つの試合に2チームが絡んでおり、各チームの悪天候試合を出すにはこれらの数字を半分にする。すると、2014年52試合、2015年25試合となる。
ここでの悪天候の定義は、Jリーグの公式記録に雨、雪、雷雨、霧、雷が含まれる試合である。
昨季と今季を比べると、今季は悪天候の試合が半分以下だった。天候に恵まれれば外出へのハードルは下がり、また公共交通機関のダイヤの乱れも悪天候時より少なくなる。そうしたことも、スタジアムに足を運ぶ人が多くなった要因と思われる。
一方で、今季は平日開催が54試合あった。ACLでの日程調整の関係もあってか、昨季の50からわずかに増えていたが、ほとんど変化なしとも言える。
CSの視聴率など、他にも様々な数字をはじき出すことが可能だろうが、こうしたデータを踏まえて、2ステージ制とCSという新しいレギュレーションが成功だったという結論を導き出すことは可能だろうか? Jリーグのレギュレーション総括は22日(火)に発表される。
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