C大阪の降格の影響は? 昇降格によるインパクト
それでは昇降格によるクラブの入れ替えは、入場者数にどの程度影響を与えたのか。昨季、J2降格を余儀なくされたのはC大阪、大宮、徳島の3クラブ。逆に今季J1に昇格したのが湘南、松本、そして山形だった。
2014年のC大阪、大宮、徳島の入場者数と、2015年の湘南、松本、山形の入場者数を比較したのが表2である。
フォルラン効果や、“セレ女”効果により数多くの入場者を集めていたC大阪がJ2に降格した影響もあってか、昇格3クラブと降格3クラブの比較では、平均入場者数にして753人減少となった。
それでは18クラブ全体で比較してみるとどうだろうか。先ほどと同様、浦和の無観客試合は除いて2014シーズンの1試合平均入場者数を算出する。すると以下のようになる。
2014シーズン平均入場者数(1試合あたり):17363人
2015シーズン平均入場者数(1試合あたり):17521人
18クラブで比較すると158人の増加となった。
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