無観客試合の影響を除くと昨対比では微増
昇降格によるクラブの入れ替えによる影響を捨象するために、2014年と2015年をともにJ1で戦った15クラブの入場者数増減をまとめたものが表1である。なお、この表での浦和の数字は、無観客試合となった昨季第4節清水戦を除いて計算したものである。
昨年から入場者数が減少したのは仙台、鹿島、甲府、新潟、名古屋、鳥栖の6クラブ。特に鹿島は-1,242と最も下げ幅が大きかった。1stは平均13,532人だったが2ndは18,992人と盛り返した。これは監督交代を機にチーム状態が好転したことや、浦和、G大阪といった強豪との試合があったことなどが影響していると考えられる。
残りの9クラブは入場者数は増加。平均入場者数が最も多いのは2シーズンとも浦和。昨季が37736人、今季は38745人だった。全体でみると、1試合平均で678人の増加となっている。
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