元ブラジル代表MFジャジソン【写真:Getty Images】
中国2部の天津カン健が、元ブラジル代表MFジャジソンを獲得したことがわかった。ブラジル『グローボ・エスポルチ』が報じている。
今季コリンチャンスでプレーしたジャジソンは、得点ランキング3位となる13ゴールでチームの1部優勝に大きく貢献した。しかし、来季のコパ・リベルタドーレスを戦う資金を工面するには中国からの高額オファーを受けざるをえなかったようだ。
ジャジソンの移籍金は2120万レアル(約6億5000万円)と見られ、年俸もコリンチャンスでは支払えない額を受け取ることになる。得点だけでなく12アシストと多くのチャンスを生み出した司令塔を手放すのはあまりに痛手だが、資金力では中国資本にかなわなかった。
天津カン健は来季からブラジル人のヴァンデルレイ・ルシェブルンゴが率いることが決まっており、元ブラジル代表FWルイス・ファビアーノの加入も明らかになっている。ジャジソンとL・ファビアーノは2013年のサンパウロ時代以来となるコンビ再結成だ。
彼ら以外にも中国リーグへは多くのブラジル代表クラスが進出している。広州恒大のロビーニョやリカルド・グラル、山東魯能のジエゴ・タルデリとジュシレイなど挙げていけばきりがないほどだ。今後も同じような移籍が続けば、アジアにおける中国はより一層日本の脅威になるだろう。
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