途中出場でチームに勝ち点をもたらす活躍
体調について問題はない。しかしアウクスブルク戦ではベンチからのスタートとなった。それについてトゥヘルから香川に、特に説明はなかったという。
こうした状況について香川は「ネガティブに考えてもしようがない」と前置きしながら、次のように続けた。
「ただやっぱり、スタメンで出たいっていう気持ちは強いですし、今までの状況が状況なだけにね、これまで出ていた中で、この3試合ずっとベンチなので、そこを切り替えるというのはなかなか難しいですけど。まあでも、それに文句を言ってもしようがないので、次しっかりまた、中2日ですから、しっかりと切り替えていきたいと思います」
確かに香川は、今季の開幕からスタメンに名を連ね続けてきた。10月1日のパオク戦や、11月26日のクラスノダール戦といったELのアウェイゲームで、メンバー外となったことはあったが、それは主に疲労を考慮されてのものだ。コンディションに問題がない場合は、基本的に先発で試合に出場してきた。
また5日のボルフスブルク戦では、後半のアディショナルタイムに決勝点を決めた。13日のフランクフルト戦では、57分にオーバメヤンの勝ち越し弾をアシストしている。途中出場となったゲームでも、結果を残してきた。
こうしたことを踏まえれば、アウクスブルク戦で香川がスタメンのつもりで準備を進めるのは、自然の流れと言える。しかし実際には、香川はベンチからのスタートだった。