「代表でやりたい気持ちは当然あります」
「代表は1つの目標でもありますよ。もちろんそのためにやってるわけではないですし、まずはチームで自分自身、いいパフォーマンスを出し続けなければいけない。でも現役を続けている限り、代表でやりたい気持ちは当然あります。来年36歳になりますけど、この先もちょっとでも成長できるようにやっていきたいですね。
今の日本代表がアジア予選で苦労しているのは分かってますし、難しいとは思いますけど、難しいと言われながら今まで結果を出してきました。来年から最終予選も始まりますし、相手のレベルも上がってくるんで、その大きな壁を乗り越えることが重要。いかに勝ち切れるかを考えて、ハリルホジッチ監督のやり方を続けながら、変化を求めていくことも大事かなと思います」
こうやって物事を俯瞰して見られる選手は今の代表には少ない。そういう意味でも、百戦錬磨のボランチの力が必要になる場面が今一度、訪れる可能性はゼロではない。
そうならない方が日本サッカー界の進化を考えるといいのかもしれないが、果たして2016年の代表はどうなるのか。遠藤もその動向を冷静に見守っていくはずだ。
【了】