「プレッシャーをかけずに見てやってほしい」
「ただ、陽介みたいに変化を加えられる選手もやっぱり必要でしょうね。これから最終予選になればさらに厳しい相手と戦うんで、そこで引っ張る選手は間違いなくチームに求められてくる。陽介は陽介で非常にいいものを持っているので、それをそのまま出せばいい。
彼に関しても、蛍や航に関しても、もう少し長い目で見てやるべきだとは思います」と国際Aマッチ152試合を誇る大ベテランは、もう少し長期的視点でチームの変化を見続けていく必要があることを強調していた。
それはボランチのみならず、エースナンバー10を背負う香川真司(ドルトムント)についても同じ。前任の10番である中村俊輔(横浜)が「香川はやることが多すぎる」とコメントしたように、日本代表での香川はゴールとゲームメークの両方を要求されていて、どっちつかずになる傾向が強い。
それは足掛け8年間、彼とともに中盤を構成してきた遠藤にはその負担の大きさがよく分かっている。だからこそ、ボランチ同様「プレッシャーをかけずに見てやってほしい」とコメントしていた。
「僕はドルトムントの試合を見てないんで、特別に言えることはないですけど、期待が大きい選手だけに、求められるものがより大きくなってくる。それに応えたいっていう気持ちも強いとは思います」
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