解任されたジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】
チェルシーは17日、ジョゼ・モウリーニョ監督との契約解除を発表した。
深刻な不振に陥っている同クラブだが、これまでのデータによれば監督交代を行なったシーズンは高い確率でタイトルを獲得するというポジティブな統計が存在する。
前回ロベルト・ディ・マッテオ監督からラファエル・ベニテス監督へと途中交代を行なった2012/2013シーズンにはヨーロッパリーグを制覇。2011/2012シーズンはアンドレ・ビラス=ボアス監督からロベルト・ディ・マッテオ監督に交代し、チャンピオンズリーグ優勝を成し遂げた。
さらに遡ること2009年には現広州恒大のルイス・フェリペ・スコラーリ監督を解任しフース・ヒディンク監督を招聘しFAカップを優勝している。2007年のモウリーニョ監督に替わってアヴラム・グラント監督が就任した際にはタイトルこそなかったもののCL決勝に進出した。
ちなみに今回モウリーニョ監督に引導を渡したのが、モウリーニョ監督がチェルシーから追い出したクラウディオ・ラニエリ監督率いるレスター・シティだったことは興味深い。
チェルシーにおいては、監督交代の“ショック療法”は有効に働いているようだが、今季もここから復活の狼煙をあげることができるのだろうか。
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