時代に合わせたスタイル変更も必要
まだたくさんの質問が残っていた。その中には、ルイス・エンリケが採用するシステムについての質問も出た。
「9番のありなしは、これから判断したい。素晴らしい選手を補強できたので、戦術については1-4-3-3、1-3-4-3、1-5-3-2、1-4-4-2のシステムを状況に応じて使い分けたい。
DFラインについても、3バック、4バック、5バックを使い分けるだろう。システムについては柔軟性を持たせるが、それは選手の特性やコンディションに応じても変わってくる。
私の目標は、勝ち負け、ホーム・アウェイに関係なくチームが試合の主役となり、誰が見てもチームがしっかりとハードワークをして機能した、勝ちにいったと自信を持って言えるような試合をすることだ。
バルサは常に試合に勝ちにいくことが求められるクラブであり、観客を魅了するサッカーをしなければいけない。ボールを保持すること以上に最良の守備はない。それはバルサが長年培ってきたスタイルだ。
ただ、この考えは時代に応じて進化させていく必要がある。時に対戦相手があっと驚くようなプレーをする必要があるし、プレーのバリエーションは持っておかなければいけない。
スタイルに意固地になる必要はなく、より良いものにするためにも所々は変えていく必要がある」
【了】