格下相手に敗れイタリア杯敗退となったローマ【写真:Getty Images】
【ローマ 0-0(PK:2-4) スペツィア コッパ・イタリア 5回戦】
コッパ・イタリア(イタリア杯)5回戦が現地時間16日に行われ、リーグ戦で5位につけるローマはセリエB(2部相当)のスペツィアと対戦し、PK戦の末に敗れた。
ローマはエディン・ゼコやモハメド・サラーなどを先発起用する一方で、ダニエレ・デ・ロッシやイアゴ・ファルケはベンチスタートとなった。前半から積極的に攻めるも、スペツィアの堅い守備に阻まれゴールを決めることができない。
後半も得点することができず延長戦にも突入するが、それでも1点を決めることができなかったローマ。決着はPK戦の行方に委ねられることとなった。
先行はローマとなり、最初にミラレム・ピャニッチがキッカーを務めるが外してしまう。対するスペツィアは1人目が成功し、一歩リードする状況に。ローマの2人目はゼコがキッカーを務めた。しかし、プレッシャーからなのか再びゴールを決めることができない。
その後、お互いにPKを決めあった末、4人全員成功したスペツィアが次に駒を進めている。ローマは格下相手に敗れ5回戦で姿を消すこととなってしまった。
一方で、リーグ戦2位につけるフィオレンティーナ(愛称:ビオラ)も波乱に巻き込まれていた。ヨシプ・イリチッチやチプリアン・タタルシャヌなど主力組をベントスタートとし、若干控え組中心でカルピに挑んだフィオレンティーナ。
リーグ戦では19位に沈むカルピだが、この日は先にゴールを奪う。76分にアントニオ・ディ・ガウディオがゴールを決め、先制に成功する。追いかける展開となったフィオレンティーナは直後にジュゼッペ・ロッシを投入して巻き返しを図るが追いつくことができない。
そのまま無得点で終わったフィオレンティーナは、0-1でカルピに敗れイタリア杯敗退となっている。リーグ戦で上位につける2クラブが、イタリア杯5回戦で姿を消すこととなった。
ローマ 0-0(PK:2-4) スペツィア
フィオレンティーナ 0-1 カルピ
【了】