来季はCBとレナトの後釜を
まずは信頼の置けるCBを確保することが重要になる。守備の練習をほとんどしない川崎Fにおいて1人の選手だけで解決できる課題ではないが、幾分ましになるだろう。
また、アルトゥール・マイアでは埋められなかったレナトの後釜を探す必要がありそうだ。大久保だけにゴールを奪う役割を担わせるのは酷で、もう1人相手の脅威になる選手がいることで互いにメリット享受できる。
補強以外の課題は主力組と控え組の実力差をいかに埋めていくかだろう。風間監督はピッチ内で一切の妥協を許さないため、サブの選手の力に合わせてクオリティを落とすことは絶対にない。
現状は主力と控えで細かい部分のクオリティに差があり、実際に試合のピッチに立つと
その差が顕在化する。控え組の底上げに成功すれば、誰が出ても年間を通して破壊力抜群の攻撃を継続できるはず。そうなれば悲願のタイトル獲得も近づくに違いない。
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