日本サッカー協会技術委員が説く、ディフェンス論、守備のバイブル。
守備の戦術とセオリーを知れば、日本サッカーはまだまだ強くなる!
Jリーグで監督として数々のチームを指揮し、守備組織の理論と構築のスペシャリストである松田浩氏が、その守備メソッドと理論を解説。現状の世界の守備のトレンドも解き明かしていく。
さらには得意としているゾーンディフェンスの理論と実践についても初公開。
サッカーファンのみならず、指導者やプレーヤーも必読の書。
【目次】
第1章 欧州の守備の最前線
4-4-2ゾーンディフェンスは守備の型/ボールの位置、次に味方の位置で決まる守備位置/4-3-3の弱点が露呈したバルセロナ戦/バイエルンが見せた『ゲーゲンプレス』封じ
……etc
第2章 ゾーンディフェンスの衝撃
ゾーンディフェンスは相手がどう動こうが関係ない/水族館のイワシの群れがワッと動く動きが理想/選手全員が常に一個のボールに関わりながらボールホルダーに圧力をかける/ボールに迂闊に飛び込まない=ボクシング・ムーブメント
……etc
第3章 ゾーンディフェンスとは何か
守備の主導権を握るのはあくまで守備者/なぜ4-4-2なのか?/4-3-3や4-1-4-1の試行錯誤で見えたメリット・デメリット/飛び込まずにパスコースを限定する役割を担う第一線の守備/資料:各ポジションの役割
……etc
第4章 ゾーンディフェンス+ゲーム戦術
組織的堅守に不可欠なゲーム戦術/相手の時間と空間を奪う/規格外のタレントたちを止めるラインコントロール/ドリブラーに対抗するための“くっつくDF”/特に危険な“クリティカルフェイズ”とは?/クリアしたあと最終ラインはペナルティエリアまではあげる/セットプレーにおけるゾーンとマンツー。失点する確率が低いのは?
……etc
第5章 日本サッカーが強くなるために
サッカーの本質とは激しいもの。ジャパンズウェイができたとき日本は強くなる/育成年代で押さえておきたい3対3のゾーンディフェンス/戦術的な柔軟性を身につけるには
……etc