ロイスを除いて全選手がコンディション問題なし
指揮官ワインツィアルは熱を込めた。
「我々は事態を分析し、そこから正しい結論を引き出した。よりコンパクトに守備を改善したんだ。ディフェンスが機能すれば、それによって良い結果がやってくる。自信もまた然りだ」
11月21日にシュトゥットガルトを4-0で下すと、事態は好転し始めた。それからブンデスリーガは4戦無敗で、ELはグループリーグを突破する。
GKヒッツは言う。
「これらの幸運による成功は働いて手に入れなければならないものだよ」
つまりアウクスブルクがパルチザン戦とシャルケ戦の終了間際に起こした奇跡は、監督、スタッフ、選手…皆でピッチ内外でのハードワークの末に掴んだ必然だったのだ。
それならば、ドルトムント戦でも。
ワインツィアルはチームを信じている。チームは「自信」を取り戻した。「決意と魂」を持ってドルトムントを迎え撃つ。
14日付の『キッカー』誌は、アウクスブルクに乗り込んでくるドルトムントの先発予想を次のとおりとする。
【GK】ビュルキ、【DF】ギンター、ソクラティス、スボティッチ、シュメルツァー、【MF】バイグル、ギュンドアン、香川真司、【FW】カストロ、ムヒタリヤン、オーバメヤン。
15日の会見で、BVBの監督トーマス・トゥヘルは、ロイスを除く全ての選手がコンディションに問題はないと述べた。
ドルトムントは開幕から自信を取り戻して快進撃を続けている。ほぼ万全のBVBを相手に、アウクスブルクは3戦連続で「ラスト1分の狂気」を引き起こすだろうか。それともリードを奪って、さらなる「成功」を掴み取るか。
奇跡は、カップ戦の醍醐味でもある。
【了】