フランス代表を一時追放となったカリム・ベンゼマ【写真:Getty Images】
フランス代表のディディエ・デシャン監督は、フランスサッカー連盟(FFF)がレアル・マドリーのFWカリム・ベンゼマの一時追放の判断について「理にかなった決定だ」と仏TV局『テレフット』が報じた。
マテュー・ヴァルブエナへの恐喝関与容疑がかけられているベンゼマは、一連の事件が解決するまで代表には招集されないことがFFFから発表されている。
デシャン監督は代表のエースであるベンゼマを一時的に代表から追放する決定に関して「一番大事なのは代表チームよりも連盟であり、道徳である」と説明した。
しかしFFFはベンゼマ追放の決定を下したが、事件の早期解決で一刻も早いベンゼマの復帰を望んでいるとし、ノエル・ル・グラエ連盟会長も「裁判をもう少し迅速に行ってもらいたい」と要求してした。
来年6月に自国で開催されるEURO2016で、フランスはルーマニア、アルバニア、スイスと同じグループとなっているが、4大会ぶりとなる欧州制覇に向けて、エースを欠いて臨むことになりそうだ。
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