リーベル・プレートとの対戦が決まったサンフレッチェ広島【写真:Getty Images】
13日のクラブW杯準々決勝で、サンフレッチェ広島はマゼンベに3-0で勝利し、準決勝ではアルゼンチンの名門、リーベル・プレートと対戦することになった。
広島とマゼンベの準々決勝を取材した、アルゼンチンのメディア『ラ・パヒーナ・ミジョナリア』のエマヌエル・セルージャ氏(リーベル・プレートの番記者)は、この試合の結果について「驚いたよ、マゼンベが攻勢をかけていくと予想していたんだけどね。サンフレッチェが試合の主役だった」と語り、1点目の場面では「佐々木(翔)が最高のタイミングで最高の場所にいた」と評価した。
またセルージャ記者は、コパ・リベルタドーレス王者とJリーグ王者の試合は僅差になるだろうと見ている。
「正直に言おう。サンフレッチェは私の想像を超えていた。それでも16日はリーベル・プレートが勝つだろうと思っているけど、大差がつくことはなさそうだね。せいぜい2点差にしかならないと思う。アルゼンチンの人々の多くは、(決勝が)リーベル対バルセロナになるだろうと思っているけど、準決勝が難しい試合になるだろうということをサンフレッチェは証明してみせた」
広島についてこのように語ったセルージャ記者は、直近の日本代表メンバーに同クラブから一人も選出されなかったということについては、次のようにコメントした。
「今夜素晴らしいプレーをしただけでなく、彼らは日本のチャンピオンなんだ。どうして代表に呼ばれないのか理解できないね。アルゼンチン代表の場合はヨーロッパでプレーする選手が選ばれるのが普通だけど、2、3人は“国内組”がいるものだ」
広島とリーベル・プレートの準決勝は、16日に大阪長居スタジアムで行われる。
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