勝利の喜びを語る香川真司【写真:Getty Images】
ドルトムントに所属する日本代表MF香川真司が、現地時間13日に行なわれたフランクフルト戦に勝利した喜びを語った。
香川はこの試合ベンチスタートとなっている。6分にフランクフルトのアレクサンダー・マイアーに先制点を許すが、24分にヘンリク・ムヒタルヤンが同点ゴールを決める。
43分にマルコ・ロイスに代わって香川が途中出場を果たすと、57分にパス回しからDF裏に抜け出した香川がゴール前に飛び込み、ダイレクトでピエール=エメリク・オーバメヤンにラストパスを送って勝ち越しゴールをアシストした。その後、2点を追加したドルトムントは4-1の勝利をおさめている。
この試合でベンチスタートとなったことについては「もちろん選手としては悔しいですが、切り替えてやるしかなかったですし、試合に勝てて良かったと思います」と語り、悔しい気持ちはあるものの勝利したことに満足したようだ。
2点目をアシストしたことに関して香川は「良い形で崩せたと思いますし、ああいうイメージの共有が本当に大事で、それがしっかりと結果に表れたので、次につながってくると思います」とコメントし、イメージ通りの攻撃ができたと語った。
また、対戦相手のフランクフルトに所属する日本代表MF長谷部誠については「ハセさんはあのチームで一番しっかりとボールを出せるし、ポジショニングも良いから、起点を作られるのが嫌でした。ただ、あそこさえ潰しておけば展開的に怖さはなかったので、しっかりとマークするようにしていました」と語り、長谷部のマークを徹底していたことを明かしている。
ドルトムントは中二日でドイツ杯3回戦のアウグスブルク戦に挑むが「けがだけはしないように年内を終えたい」と負傷に注意する一方で「集中して戦いたいと思います」とコメントし、過密日程を乗り切る構えを示している。
決勝点をアシストし、途中出場で存在感を発揮した香川。19日にはケルン戦も控えており、過密日程による疲労度が心配されるが、今後の活躍に期待したいところだ。
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