広島がマゼンベに勝利した【写真:ダン・オロウィッツ】
クラブW杯の準々決勝が13日に行われ、サンフレッチェ広島はマゼンベと対戦し、3-0で勝利した。
オークランド・シティとの開幕戦で2-0と勝利した広島だが、野津田岳人、柴崎晃誠、清水航平が負傷退場となった。
先にペースを握ったのはマゼンベ。セットプレーでは高さを生かし、攻守の切り替えも素早い。広島は失点こそしていないが、マークを外されているシーンが散見される。14分にはサパタが抜け出すも、懸命に戻った千葉和彦が何とかブロックする。
広島は19分、佐々木翔が粘り強くボールをキープして持ち上がると、ラストパスを供給。これを佐藤寿人が右足で狙うも、シュートはクロスバーを越えた。
先制点を奪いたい広島は、30分過ぎから両サイドから攻められるようになり、ミキッチと柏好文が積極的に仕掛けていく。そして44分、右からのCKをニアで佐々木が頭で流すと、中央で塩谷司が押し込み、広島がリードを奪った。
広島は56分、茶島雄介のCKを千葉が頭で合わせると、これがゴール左へ吸い込まれ2点目を奪った。先制点に続き、ここでもセットプレーからゴールをこじ開けた。
その後も効果的な攻撃を仕掛ける広島は、ドウグラスがフリーで抜け出す場面を迎えるも決めきれない。75分には、佐藤寿人に代えて浅野拓磨を投入する必勝の交代策を見せる。
そして78分、右サイドでボールを受けたミキッチのクロスに、浅野が頭で合わせて3点目。試合を決定付けるゴールを奪った。
試合はこのまま終了。広島がマゼンベを3-0で下して準決勝進出を果たした。決勝をかけた一戦で、広島は南米王者のリーベル・プレートと対戦する。
【得点者】
44分 1-0 塩谷司(広島)
56分 2-0 千葉和彦(広島)
78分 3-0 浅野拓磨(広島)
【了】