ヨーロッパサッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ会長【写真:Getty Images】
スイスのスポーツ仲裁裁判所は11日、国際サッカー連盟(FIFA)によって下されていた90日間の活動禁止処分を不服として、同裁判所に告訴していたヨーロッパサッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ会長に対し、訴えを退けた。英メディア『BBC』など、複数メディアが報じている。
プラティニ会長は2011年にFIFAのゼップ・ブラッター会長から200万スイスフラン(約2億4600万円)を不正に受け取っていた疑いで、FIFAの倫理委員会から90日間の暫定的な職務停止処分が下されていた。
この職務停止処分に対してスポーツ仲裁裁判所に告訴していたプラティニ会長だが、同裁判所は「この処分がプラティニ会長に対して修復不可能な損害を与えることはない」として棄却した。
また同裁判所はFIFA倫理委委員会に対し、プラティニ会長の疑惑について早急に調査を進めるよう要求。また、処分の延長について45日以上のものは認められないとした。
プラティニ会長はFIFA会長選に立候補していたが、正式に候補者となるためにはFIFAの審査を通過しなければならない。なお、会長選は2016年2月に行われる予定となっている。
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