今シーズンの戦い
開幕して5試合を2勝2敗1分で終え、不安定な戦いに終始するばかりか内容にはこれまでの力強さがなかった。しかし、新戦力のドウグラスと2年目の柴崎晃誠が2シャドーとしてフィットすると状況は一変する。
1stステージを3位で終えると、2ndステージは13勝3敗1分で駆け抜け、ステージ優勝と年間総合勝ち点1位の座を手に入れた。
その原動力は何と言ってもドウグラスだ。開幕前はノーマークだったブラジル人FWは森保一監督の戦術にピタリとはまり、尻上がりに調子を上げていった。1stステージで6得点、2ndステージで15得点という数字がそれを物語る。
そしてステージ優勝の勢いのまま、チャンピオンシップ決勝でガンバ大阪を破って2年ぶり3度目のJ1制覇を成し遂げた。毎年のように主力を引き抜かれながら、4年間で3度リーグを制する継続性は称賛以外の言葉がない。
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