指揮官への称賛を惜しまない選手たち
当然、選手たちも森保監督に称賛を惜しまない。
「すべて監督のおかげだね」。タイトル獲得における監督の役割について尋ねられ、ドウグラスはこのように答えた。
「もちろん、監督がいなければ僕らはこういうサッカーをすることはできなかった。監督はチームを適切に作り上げてきたよ。監督が教えることを選手は全員理解していたし、それをピッチ上で表現することができていた」
同じく、ミハエル・ミキッチも監督に対する讃歌を歌おうとして止まない。
「今や、他のチームも僕らにリスペクトを向けるだろう。この4年間で僕らは信じがたいことを成し遂げた。僕らの“カントク”については特にリスペクトされるだろうね。彼なしでこの結果は得られなかっただろう」
35歳にして未だ衰えを感じさせず、広島の右サイドを容赦なく駆け抜けるクロアチア人プレーヤーは続ける。
「森保監督は全てを兼ね備えているけど、彼がどのように僕らを鍛え、次の試合に向けて準備すべきかを知っているということが最も重要だ。本当に大切なことだし、それこそが僕らのプレースタイルだ。とてもスマートに、そしていつでも冷静でいられるよう監督が全てを整備してくれた。常に他のチームを分析して、僕らは試合の中でどのようにプレーすべきかを準備するんだ」
一方で、塩谷司は森保監督の職務に対する真摯さに触れている。「森保監督ほど素晴らしい監督はいないと思います」と、日本代表選手は言う。
「あらゆる物事を本当によく見ている。今年はサブ組がしばしば結果を出してきたけど、監督は練習の中でいつも若い選手や控えのメンバーを観察している」
「監督は一番最初に練習場に来て、一番最後に練習場を離れます。僕が練習場に着くと監督はもう来ていて、僕が引き上げる時はまだ残って選手たちを観察している。こういう勤勉さは素晴らしいものだと思うし、こんな監督は他にいないと思う」