松本退団が決まったキム・ボギョン【写真:Getty Images】
松本山雅FCは8日、エリック、キム・ボギョン、パク・カンイルの3人と来季の契約を結ばないと発表した。
今季途中にルーマニア1部のバンドゥ・タルグ・ジウから加入したブラジル人FWエリックは公式戦に1試合も出場することなく退団となる。クラブ公式サイトで「プレーで貢献できなかったのはすごく残念でしたが多くの友情を築けた事を嬉しく思います。私にとっては山雅のサポーターの皆さんはJリーグナンバー1です。オブリガード松本山雅 one soul!」とコメントし、後悔と感謝の言葉を残した。
水戸ホーリーホックにレンタル移籍していたパク・カンイルも松本で目立った活躍を見せられずチームを去る。昨季はインド・スーパーリーグのFCプネシティでも経験を積んだが、Jリーグでの今季は2試合の出場にとどまった。
夏にウィガンから加入して3年ぶりにJリーグ復帰を果たしたキム・ボギョンは、残留に向けた起爆剤として期待されながら6試合の出場で無得点と、チームを降格の危機から救えなかった。クラブ公式サイトに寄せたコメントでは関係者への感謝とともに「この3ヶ月間で個人的に足りない部分を補うために努力しました。これからもさらに成長して良い選手になり、機会があれば松本でまた一緒にプレーしたいです」と今後へ向けた意気込みを語っている。
来季のJ2降格が決まっている松本はすでにMF宮下周歩、MF鴇田周作、FW中村亮太、MF岩渕良太、FW塩沢勝吾、FW棗佑喜、MF岩沼俊介の契約満了とFW阿部吉朗の現役引退を発表しており、今回の3人を合わせて11人の退団が決定している。
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