【アビスパ福岡 1-1 セレッソ大阪 J1昇格プレーオフ】
J1昇格プレーオフ決勝が6日に行われ、 アビスパ福岡はセレッソ大阪と1-1で引き分けた。リーグ戦で上位の福岡が5年ぶりとなるJ1昇格を決めた。
準決勝はスコアレスドローに終わったものの、レギュレーションにより決勝進出を果たしたC大阪。さらに長居スタジアムは彼らのホーム。安定感のある戦いで決勝に駒を進めた福岡にとってはまさにアウェイでの一戦となった。
それでも有利なのは福岡で、引き分けでも昇格となる。
序盤からピッチの各所で激しいバトルが繰り広げられる。福岡のウェリントンは相手の厳しいマークに遭い、なかなかボールを収められない。C大阪の最前線を務める田代有三も自由にプレーさせてもらえない。
福岡にアクシデントが訪れたのは24分、酒井宣福が右足を負傷し後退を余儀なくされる。代わりに金森健志が投入された。
C大阪は37分、パブロのパスから田代が角度のないところから狙うも、GKに阻まれる。その後も互いに相手ゴール迫ったが得点は奪えず。勝負は後半に委ねられることになった。
試合が動いたのは60分。関口訓充とのパス交換から玉田圭司が抜け出す。追いすがる相手より一歩早く左足を伸ばすと、これがゴールへと吸い込まれ、C大阪が均衡を破った。
追いかける福岡はベテランの坂田大輔を投入し、城後寿がボランチに移った。さらに中原貴之も送り出し、前線の枚数を増やす。
そして87分、左サイドから金森が仕掛けると、オーバーラップした亀川諒史が速いクロスを送る。これは中原に合わなかったが、大外から走りこんだ中村北斗が強烈なシュートを叩き込み、福岡が同点に追いついた。
試合はこのまま終了。1-1の引き分けに終わったが、リーグ戦で上位の福岡が5年ぶりのJ1復帰を決めた。
【得点者】
60分 0-1 玉田圭司(C大阪)
87分 1-1 中村北斗(福岡)
【了】