「最後、ワンプレーに懸けた」
香川が途中出場を果たした後、ドルトムントは90分にPKを献上し1-1と追いつかれてしまった。しかしながら、チームが落ち込むなか一人素早くキックオフに向けてボールをセットしたのも香川だった。「諦めずに最後、ワンプレーに懸けて、うまくゴールに流し込めた」と語る通り、香川の執念が実を結んだ形だ。
この勝利でドルトムントは同日ボルシアMGに敗北したバイエルン・ミュンヘンとの勝点差を「5」に縮めている。それでも、香川は「把握はしていたけれど、彼らと差を縮めるとか考える余裕はない」と意識していなかったことを明かしている。「僕たちは僕たちでしっかりと、1試合1試合やるだけ」と気を引き締めた。
シャルケとのレヴィアダービーに続いてビッグマッチで貴重なゴールを決めている香川。「インパクトのあるゲームで結果が残せるというのは、凄くよいことだと思う」と喜び、「劇的すぎるので、気持ちは凄く昂ぶった」としながらも、「本当に皆のゴール。サポーターも応援してくれました、皆の力で取ったゴールだと思う」と感謝を示した。
公式戦8ゴール目を記録した香川。2011/2012シーズン以来となる二桁ゴールを目指し、1試合1試合歩みを止めない同選手の活躍に注目したい。
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