キックに力強さを取り戻す香川
監督に就任してから100試合目となる節目のドルトムント戦を前に、ヘッキングは相手が2位で7ポイントの勝ち点差があることを挙げながら、自分たちがホームで29試合無敗であることに触れた。互いの優位な点に触れて、戦前の状況を拮抗したものと捉え、わずかな差が勝敗の行方を左右すると考えている。
3日付の『キッカー』誌は、ヴォルフスブルク戦のドルトムントの先発予想を次のとおりとする。
【GK】ビュルキ、【DF】ギンター、ソクラティス、フンメルス、シュメルツァー、【MF】バイグル、ギュンドアン、香川真司、ロイス、ムヒタリヤン、【FW】オーバメヤン。
オフ明けの水曜日のトレーニングで、香川は軽快な動きを見せた。先週に見られたような重さはない。インサイドキックの1つ1つにも力強さが戻っている。そのまま調子を維持して、ヴォルフスブルク戦で先発に名を連ねる可能性は高いと言えるだろう。
試合前日の4日、ドルトムントの公式HPがフンメルス、ソクラティス、そしてバイグルの3選手が遠征に帯同しないことを発表した。ウイルス性の腹痛によるものとのことである。監督トーマス・トゥヘルは、帯同する選手たちは「皆フレッシュだ」とも述べている。4日の時点で、香川に問題はない。
ゲームの行方を左右する「わずかな差」は、ギュンドアンの怒りなのか、フンメルスの不在なのか、それとも香川のコンディションなのか。
いずれにせよドルトムントは、CLの出場権をより確かなものとするためにも、 ヴォルフスブルクへと向かう。
【了】