エドゥアルド・アランダ(左)とホセ・オルティゴサ(右)【写真:Getty Images】
パラグアイメディア『HOY』は4日、Jリーグのヴァンフォーレ甲府とジェフユナイテッド千葉が同国代表FWホセ・オルティゴサに興味を示していると報じた。
現在パラグアイの名門セロ・ポルテーニョでプレーするJ・オルティゴサは2013年に甲府でプレー経験があり8試合に出場して1得点を記録している。それ以前には韓国の蔚山現代でもプレーしていた。
しかしこの記事はツイッター上の情報を元に書かれたと見られる。日本国内ではすでに千葉がパラグアイ代表MFに興味を示していると報じられており、ストライカーのJ・オルティゴサとはポジションが符号しない。
また事前の報道ではJリーグ参戦が迫っているパラグアイ代表MFには給料の未払いがあるとされていた。セロ・ポルテーニョの財政は切迫しておらず、J・オルティゴサはコパ・アメリカにも出場していない。
これらの条件にあてはまる選手はパラグアイ1部のオリンピアに所属するMFエドゥアルド・アランダの可能性がある。同選手は今年夏のコパ・アメリカにパラグアイ代表として出場していた。
またブラジル1部のヴァスコ・ダ・ガマからレンタルで現在のチームに在籍しているものの、今季限りでの退団が確実視されており、オリンピアには数回にわたって給料の遅配があったとパラグアイ『D10』が伝えている。
またレンタル元であるヴァスコ・ダ・ガマも財政難で、現在2部降格の危機に瀕している。10月のブラジル『グローボ』の記事では資金繰りが悪化し、自転車操業を強いられている現状が明らかになっていた。
これらを総合するとオリンピア側にアランダを買い取って給料を払い続ける財力がなく、ヴァスコ・ダ・ガマにもチームを離れている選手まで養う資金力がないと見られる。そうなれば市場価格より安くてもアランダを手放す決断は容易だろう。
未だ確かなことは明らかになっていないが、南米の第一線で活躍していたパラグアイ代表MFが来日すれば大きな話題となるのは間違いない。果たして誰が来季のJリーグでプレーすることになるのだろうか。
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