ガリー・ネビル氏(左)とサー・アレックス・ファーガソン氏(右)【写真:Getty Images】
かつてマンチェスター・ユナイテッドを率いて黄金期を築いたサー・アレックス・ファーガソン氏が、バレンシアの新監督に就任した愛弟子ガリー・ネビルへエールを送った。英紙『インディペンデント』が伝えている。
ファーガソン氏の下で602試合に出場し、リーグ優勝8回、チャンピオンズリーグ(CL)優勝2回など輝かしい実績を残してきたG・ネビル氏。監督からキャプテンとしても絶大な信頼を置かれ、まさに”愛弟子”的存在である。
辞任を申し出たヌーノ・エスピリト・サント監督に代わり、今季末までの契約でバレンシアを指揮することになったG・ネビル監督だが、ファーガソン氏は指導者としての資質にも太鼓判を押す。
「ガリーには指導者として成功する要素がいくつも備わっている。リーダーシップスキルは非常に素晴らしいもので、正直だし全力を尽くす。チームを率いる上でこのうえなく重要な、大きな決断を下すにもためらわない性格だ」
G・ネビル氏はこれまでイングランド代表のアシスタントコーチを務めていたが、監督としての経験はない。それでもファーガソン氏は成功を疑わない。
「彼は上手くやると思う。私は彼と弟のフィルの成功を願っている。グッドラック」
バレンシアは昨季ヌーノ監督の指導で4位と躍進し、3年ぶりのCL本大会出場を勝ち取った。しかし今季は序盤から低迷が続き、リーグ戦は9位、CLもグループステージ敗退の危機に追い込まれている。駆け出し指導者のG・ネビル監督は恩師のエールを受けてチームを立て直せるだろうか。
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