本田圭佑【写真:Getty Images】
ミランは現地時間1日、コッパ・イタリア4回戦で2部クロトーネと対戦し、延長戦の末3-1で勝利を収めた。
本田圭佑はおよそ2ヶ月半ぶりに公式戦での先発出場を果たしたが、120分を通して低調なプレーに終始しアピールに失敗。現地メディアからもチーム内単独最低点と酷評されるなど、相変わらず逆風が強く吹いている。
主力選手のほとんどを休ませ、リーグ戦からメンバーを大きく入れ替えたミランは2部クラブ相手に苦戦を強いられた。結果的に2点差がついたものの、90分間では1-1と五分だった。
この結果と内容に満足しないミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督は試合後の記者会見で選手の序列に言及し、本田の立ち位置についてもコメントしている。クラブ公式サイトが伝えた。
「本田はチェルチの次にくる選手だ。今夜は彼が何をできるのか見せるチャンスだった。ハードワークしていたが、彼にとって簡単でないのは理解している。今日はチーム全員に輝くチャンスを与えなければならなかった」
普段ベンチに座っている選手たちは自身のクオリティを示せず、結局決勝点と勝利を決定づける3点目は主力のジャコモ・ボナベントゥーラとエムバイエ・ニアンだった。そして本田はアレッシオ・チェルチの控えという立場を覆せていない。
ポジションを失ってもがく本田にとっては今後も厳しい戦いが続くと見られるが、少ないチャンスを生かしてレギュラーへ返り咲くことはできるだろうか。
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