【ミラン 3-1 クロトーネ　コッパ・イタリア 4回戦】

　コッパ・イタリア4回戦が現地時間の1日に行なわれ、日本代表FW本田圭佑が所属するミランはホームでセリエB（イタリア2部）所属のクロトーネと対戦した。

　セリエAとのターンオーバーを敢行したミランは本田が左ウイングで約2ヶ月半ぶりとなる先発出場を果たす。

　前半は両チームともに精彩を欠き、なかなか決定的なチャンスを作ることができない。それでも後半開始直後の47分、左サイドの本田が中央のMFポーリにパスを通すと、一気にカウンターが発動。ポーリのスルーパスに反応したL・アドリアーノが抜けだしシュートを流し込んで先制に成功する。

　しかし、68分にクロトーネが同点に追いつく。スルーパスがFWブディミルが抜けだすと、DFサパタをかわして鋭いシュートを打ち込んだ。リードを追いつかれたミランは、FWスソに替えてFWニアン、MFノチェリーノに替えてMFボナベントゥーラを投入する。布陣を4-4-2へと変更しL・アドリアーノとニアンの2トップを形成。本田は右サイドハーフにポジションを移す。

　そのまま90分間が1-1で終了し、勝負は延長戦に突入する。すると106分、ミランに待望の勝ち越しゴールが生まれる。ニアンがバイタルエリアで倒されると、ボナベントゥーラが鮮やかなFKを決め2-1とする。

　試合終盤にはニアンが追加点を奪いミランが3-1でクロトーネを下した。コッパ・イタリア5回戦に駒を進めている。本田は今季公式戦初フル出場を果たしている。

【得点者】
47分 1-0 L・アドリアーノ（ミラン）
68分 1-1 ブディミル（クロトーネ）
106分 2-1 ボナベントゥーラ（ミラン）
115分 3-1 ニアン（ミラン）

【了】