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仏首相がベンゼマを痛烈批判「模範でなければ代表に居場所はない」

text by 編集部 photo by Getty Images

仏首相がベンゼマを痛烈批判「模範でなければ代表に居場所はない」
カリム・ベンゼマ【写真:Getty Images】

 レアル・マドリーのFWカリム・ベンゼマには、リヨンMFマテュー・ヴァルビュエナに対する恐喝に関わった疑いがかけられ、警察に起訴されている。選手本人は関与を否定しているが、フランス代表から外されるなど逆風が弱まる気配はない。

 この状況についてフランスのマニュエル・ヴァルス首相が同国のラジオ番組『Europe 1』でコメントし、渦中のベンゼマに苦言を呈した。

「偉大なアスリートは模範でなければならない。彼がそうでないなら、代表に居場所はない」

 問題を起こす選手にはフランスを代表する資格がなく、それは政治家でもアスリートでも同じことだと考えるヴァルス首相は「大臣が疑いをかけられたら、政府を去ることになるだろう」と政治になぞらえてベンゼマを批判した。

 また「たくさんの子どもたち、多くの若き才能たちは偉大なアスリートの周囲に集まる。彼らが様々な瞬間にフランスの色であるブルーのジャージを着ることが重要なんだ」と、模範的でない選手がいることは国の誇りにも関わると指摘している。

 仮に有罪判決が出ればベンゼマには5年の禁固刑を科される可能性があるものの、選手サイドは一連の容疑に関し一貫して無実を強調している。

【了】

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