「僕はディフェンスじゃない。点で取り返したかった」
本人は「気持ちも入っていた。立ち上がりからいいプレーが、自分としてはできていた」と話したが、決定的な場面は訪れなかった。さらに前半ロスタイムの敵CKの際に、岡崎がマークしていたバスティアン・シュバインシュタイガーに振り切られて同点ゴールを許してしまう。
「セットプレーで自分がマークしていた相手にやられるなんて。タイトにマークにつきすぎて、相手にうまくつかまれていたんですけど、後ろに入られて…。自分でも『やってしまった』というのはある。でも僕はディフェンスじゃない。やらなくてはいけないですけど、点で取り返したかった」
しかしその願いはかなわずに、最終的には後半15分にベンチに退いている。全体的に見ると、岡崎は試合には貢献したものの決定的な仕事をすることはなく、目立った活躍はしていない。唯一のチャンスだった前半32分の場面でも、エリア内でDFに視界を妨げられてゴールを奪うことはできなかった。
「(ボールは)見えていなかったんですけど、ちょうど胸に来たのでコントロールはできた。ああいうところで狙っていかないといけない。一つでも見逃したらああいうことになる。そんなに多くチャンスは恵まれないと思うので、今は本当に少ないチャンスでも」