退場した長友佑都【写真:Getty Images】
インテルを率いるロベルト・マンチーニ監督は、現地時間11月30日に行われたナポリ戦で2枚のイエローカードを貰い退場した日本代表DF長友佑都を擁護するコメントを残した。11月30日に伊メディア『トゥットメルカートウェブ』が報じている。
長友はこの日も先発出場を果たした。35分にプレッシャーをかけた長友がホセ・マリア・カジェホンと接触して1枚目のイエロー・カードを貰うと、44分にはスライディングでボールを奪おうとした長友がアランの足を引っ掛けてしまい2枚目のイエローカードが提示される。これにより長友は退場し、インテルは10人で戦うこととなった。
試合はゴンサロ・イグアインの2ゴールでナポリが2-1で勝利している。この結果により順位が入れ替わりインテルは首位から転落した。思わぬ形で退場してしまい、インテルは苦しい戦いを強いられることとなったがマンチーニ監督は長友を擁護している。
「アランに対する2枚目のイエローカードで退場となったが、カジェホンについては明らかなシミュレーションだ。テレビに映るのだから正しい判定をするべきだった。長友は2回目のファールに注意する必要はあったが、最初のファールは警告に値しない」
長友が1回目の警告を受けた場面では、必要以上にカジェホンが痛がる素振りを見せていた。一度はアドバンテージを取り流したものの、ボールがピッチの外に蹴り出された後に長友はイエローカードを提示されている。
長友にとっては出場機会を増やしていただけに痛い退場となってしまった。ただ、この退場が原因でマンチーニ監督の同選手に対する信頼が揺らぐことはないと思われるが、果たして…。
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