2015年で唯一負傷していないホエル・キャンベル【写真:Getty Images】
アーセン・ヴェンゲル監督は負傷のトラブルをいつも軽視しがちである。出場できる選手が減っていくことで、試合ごとに彼の決断が妨げられるとしても、だ。
「選手の状態を保つことについてクラブに根深い問題はない」と指揮官は強調する。しかし、アーセナルの2015年のみの負傷記録は、グーナー(アーセナルファンの愛称)を険しい表情にさせてしまう。
事実、コスタリカ代表のFWホエル・キャンベルは今年一年で怪我や病気による戦線離脱がない唯一のフィールドプレイヤーだ。そして、この23歳の選手はたった10試合しか出場していない。事のすべては1月3日に始まった。DFキーラン・ギブスが足首の負傷を患った時のことだ。
すぐに多くの選手が続いて離脱し、一年のはじめ3ヶ月で18件の負傷が報告されるようになった。試合が少ないので夏には減少の一途を辿ったものの、新シーズンが始まるとともに再び増加し、エミレーツ・スタジアムへの移転以降、負傷離脱の数は過去最悪の様相を呈している。
付け加えると、ガナーズ(アーセナルの愛称)においてはまだ負傷していないペトル・チェフですら、チェルシーに所属していた今年の初めに2度の負傷を経験している。
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