チェルシーとアーセナルに補強禁止処分か【写真:Getty Images】
スペイン紙『アス』はイングランドの強豪2クラブにバルセロナと同等の補強禁止処分が科される可能性があると報じた。
名前を挙げられたのはアーセナルとチェルシーで、両クラブは未成年選手の国際移籍に関してFIFAの定めるルールに違反したとされている。バルセロナは同様の違反で今冬の移籍市場まで選手の補強を禁止されていた。
FIFAは未成年選手(18歳以下)の国をまたぐ移籍に関して、一部の例外を除いて認めていない。国をまたいでの移籍が許可されるのは「両親がサッカー以外の理由でその国に転居する必要が生じた場合」「EU圏内の16歳~18歳の選手」「自宅が移籍先の国と自国を隔てる国境から50km以内にある場合」の3通りのみと定められている。
バルセロナはすでにFIFAから補強禁止処分を受けており、スペインではアトレティコ・マドリーとレアル・マドリーも処分の可能性が取りざたされている。そしてアーセナルとチェルシーもそのリストに加わった。また名前こそ明かされていないがドイツとイタリアのビッグクラブにも疑いがかけられている。
選手の入れ替わりが激しい強豪クラブにとって選手補強の禁止は死活問題。仮に処分が現実のものとなれば、欧州サッカー界の勢力図が一変する可能性もあるだけに今後の動向は大きな注目を集めそうだ。
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