磐田のジェイ(左)とG大阪のパトリック(右)【写真:Getty Images】
J1チャンピオンシップ準決勝が行われた28日、試合後にガンバ大阪のパトリックがツイッター上で人種差別の被害に遭った。
これを受けて同じくJリーグで活躍する外国人選手、ジュビロ磐田のジェイがツイッターを更新して差別に対する思いを語った。
「昨日の試合の後、パトリック選手が差別的な発言をされたというショッキングなニュースを聞きました。僕らはみんな同じ“人間”という人種です! まだこのことに気付いていない人々がいるのはとても残念です」
「浦和レッズに素晴らしいサポーターがいるのは間違いありませんが、1人の無知な人の行動でクラブ全体に迷惑がかかってしまうのは残念なことです。これはレアな事件であって、そのように扱われるべきです」
人種差別に敏感なイングランド出身のストライカーは、日本で度々起こるこれらの問題に懸念を抱いている。
パトリックの一件以外にもインターネット上には心無い差別的発言が溢れており、それらは日常的に人々の頭の中に差別意識があることを示唆している。たとえ一部の人間だとしても、外国人や肌の色が違う人種に対して排他的な感情を持ったままでは住みにくい社会になってしまう。
ほんの小さな一言を発端に、大きな騒動へと発展したが、改めてあらゆる差別に対する意識改革が必要になるだろう。
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