福岡が決勝進出を果たした【写真:Getty Images】
【アビスパ福岡 1-0 V・ファーレン長崎 プレーオフ準決勝】
“J2史上最強の3位”が昇格へ王手をかけた。J1昇格プレーオフ準決勝が29日に行われ、アビスパ福岡がV・ファーレン長崎に1-0で勝利し、決勝進出を果たした。
12戦負けなしの8連勝と、絶好調のままシーズンを終えた福岡。自動昇格にはあと一歩届かなかったが、勢いと地力を備えており、昇格候補の最右翼といえるだろう。
一方、6位でプレーオフ進出となった長崎はリーグ最終節で低調なパフォーマンスに終始。ライバルが軒並み敗れたことでプレーオフに滑り込んだ。
対照的な最終節を経てこの日を迎えた両者だが、開始のホイッスルと同時にテンション高く試合に入っていった。
福岡は13分、後方からのフィードをウェリントンが頭で落とすと、城後寿がダイレクトボレーで狙うも枠を外れた。23分にもウェリントンが難しい体勢からシュートを放つもGKにキャッチされる。
さらに24分、亀川諒史が左サイドから早いクロスを送ると城後が詰めるも決められらない。
スコアレスで迎えた後半、先にチャンスを作ったのは福岡。46分、FKにウェリントンが頭で合わせるも、GKの好セーブに阻まれた。そして48分、ついに均衡を破る。CKの混戦から最後はウェリントンが右足で押し込み福岡が先制に成功した。
レギュレーションの関係で引き分けでも敗退となる長崎は51分、イ・ヨンジェが突破を図るもディフェンスに食い止められる。67分もイ・ヨンジェ。PA内で反転から左足の強烈なシュートを放つも、GK中村航輔の鋭い反応に阻まれた。
共に最後まで足が止まらず見応えのある展開となったが、試合はこのまま終了。リーグ戦終盤の好調を維持する福岡が、長崎から勝利を掴み、決勝戦に駒を進めた。
【得点者】
48分 1-0 ウェリントン(福岡)
【了】