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香川真司 9年前

香川は先発復帰へ。連敗のドルト、主将に噴出する「根拠もない批判。」悪い流れは断ち切れるか

ブンデスリーガ第14節、ドルトムントはホームでシュトゥットガルトと対戦する。前節HSV戦とヨーロッパリーグ(EL)クラスノダール戦で公式戦2連敗を喫しており、現地ではDFマッツ・フンメルスに批判の声も上がっている。先発復帰が濃厚となっている香川真司は、この悪い流れを断ち切ることができるか。

text by 本田千尋 photo by Getty Images

HSV戦でのオウンゴールに批判集中

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先発復帰が濃厚となっている香川真司【写真:Getty Images】

 重要なことは、来季はチャンピオンズリーグの舞台に戻ることだ。それこそが今季のボルシア・ドルトムントにとって、最大の目標である。

 2015年11月26日に行われたヨーロッパリーグのグループC第5節、対クラスノダール戦をBVBは0-1で落とした。敗戦の後でミヒャエル・ツォルクSDは「この流れを断ち切らなければならない」と言う。代表ウィークが明けてから、20日のハンブルガーSV戦に続いて、公式戦は2連敗となった。

「流れ」が少し悪い。HSV戦では集中を欠いてスタイルを示すことができずに敗れ、クラスノダール戦では何度も決定機を作り出しながら、最後までゴールを割ることができずに敗れた。HSV戦でオウンゴールを喫したマッツ・フンメルスに対して一部のメディアから批判が噴出し、ピッチ外も騒がしい。

 もっとも監督トーマス・トゥヘルが「何の根拠もない批判」と言うように、それは批判というよりは私怨のようなものとなっている。

 HSV戦ではそもそもチーム全体のパフォーマンスが噛み合わず、フンメルスのオウンゴールは3失点目のものだった。ハンス・ヨハヒム・ヴァツケ社長も「フンメルスは今後も極めて重要な選手だ」とBVBの主将を擁護し、批判を誇張されたものと捉えている。

 しかし、そうした「根拠もない批判」が出てくることが、「流れ」が悪いことの何よりの証拠なのかもしれない。29日にドルトムントは、ブンデスリーガの第14節をシュトゥットガルトと戦う。試合をホームに迎えるだけに、ぜひとも勝利を収めて、悪い「流れ」を断ち切りたいところだ。

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