「J1については、セリエAと似ているように思う」
来シーズンは戦いの場をJ1に移すことになる。今シーズンが始まる前に名古屋グランパスと対戦したけど、僕がJ1を体感したのはその時だけだ。その試合では、J2と比べるとスペースが広く空いていて、ペースもそんなに早くなかった。
J2はイングランドのチャンピオンシップ(2部)みたいな感じだね。抜け目なく、たくさん試合があって、誰にでも勝つ可能性がある。J1については、セリエAと似ているように思う。我慢強く、ファイナルサードに到達するまでにはスペースがあって、最後に封じ込めてくる、という具合だ。
J1の選手が技術的に優れているということに疑いはない。ただ、イングランドのようなリーグ間の格差はないとも思っている。チャンピオンシップからの昇格組がプレミアリーグで優勝するなんてことは絶対にあり得ないし、今後も起こらないだろう。でも日本では、ここ数シーズンで何度かそれが起こっているんだ。
【了】
【編集部より】ジェイ選手はサッカーを通して恵まれない方々へのサポートを継続しています。本記事の原稿料は執筆者であるジェイ選手の意向により、ボランティア団体へ寄付致します。
プロフィール
ジェイ・ボスロイド
1982年、イングランド出身。アーセナルユースを経て、2000年にコベントリーでプロデビュー。以降、国内外のクラブを渡り歩き、今年よりジュビロ磐田に加入。2010年にはイングランド代表も経験。Jリーグでの登録名は「ジェイ」。
Twitter:@jaybothroyd