11年間の観客動員数
今季のJ1も2ndステージの全日程が終了し、残すは年間優勝を決めるチャンピオンシップ(CS)のみとなった。
今年は2ステージ制が11年ぶりに復活したシーズンだったが、観客動員数は例年と比較してどうだったのだろうか。2015年の観客動員数は以下の通り。
▽2015年
<1stステージ>
合計2,737,480人
平均17,892人
<2ndステージ>
合計2,710,122人
平均17,713人
<年間>
合計5,447,602人
平均17,803人
2ndステージに入って若干落ち込んだものの、ほぼ横ばいの数字となっている。最多動員数となったのは浦和で、合計658,668人、平均38,745人となった。
無敗優勝を遂げた1stステージは平均40,777人だったが、2ndステージには36,459人と結果に比例して観客動員数も減少した。リーグ全体で2ndステージの観客動員数が減少したのも、浦和の2ndステージの結果が影響しているという見方もできる。
1ステージ制最後のシーズンとなった2014年の観客動員数と比較するとどうだったのだろうか。
▽2014年
<年間>
合計5,275,387人
平均17,240人
昨年は、浦和が1試合の無観客試合があったため、その数字は反映されていない。2014年の浦和の平均観客数を加味すると、全体の平均は17,356人となる。
ちなみに、1ステージ制となった2005年から2010年までの6シーズンは、一度も平均観客数が18,000人を下回ったことはない。2011年には東日本大震災の影響で15,797人まで落ち込むが、翌年以降は回復している。
しかし、2012年以降から18,000人を上回ったシーズンはなく、2ステージ制復活初年度の今季は、1ステージ制導入の2005年以降で合計、平均ともに7番目の数値となった。
まだCSという最大の山場が残されているが、2ステージ制復活初年度の観客動員数は『微増』という結果となった。
【了】